【基礎が】スキルの基礎【足らない】

どうも、RinDaです。

 

Noteからの引っ越し作業が
イマイチ進まないので(笑)


気晴らしにブログでの新記事を
書いてみようと思います。

 

今回のテーマは

【基礎が】スキルの基礎【足らない】

 

この前、Twtterで「基礎が足らない」と
指摘を受けている人を見かけました。

 

声優を志していると「基礎が足らない」
というコメントはよく言われますが、

 

基礎ってなに?

 

って誰もが思うはずです。

 

そこで演技スキルの基礎について
解説していこうと思います。

 

 ※個人的見解なのでご了承ください

 

 

 スキルの基礎とは?

 

独自の線引きになりますが、

演技する中で
主にプレイングに関わる基礎のことを指します。

要するに
声優で言うところのマイク前で
必要とされる能力のことですね

 おそらく、養成所などで言われる
「基礎が足らない」の「基礎」は
私の分類の中で「スキルの基礎」を指しています。

 

他の分類についてはまたの機会に
ご紹介しようかと思います。

 

スキルの基礎は大きく3つ

  1. 発声
  2. 発音
  3. 滑舌

 

プレイングで必要な基礎と聞くと
だいたいの方が想像できると思います。

それゆえに、指示している基礎とは何か
教えてくれる講師の方は少ないと思います。 

 

ちなみに、私が以前教えて頂いていた
講師の方には「それは自分で考えることだよ」
の一点張りで一度も明言してくれませんでした。

たとえそれが業界の常識であろうと、
生徒がわからないと主張しているのであれば
教えようとするのが講師のはずです。
お金をもらっているのですから。

もしかしたら、分類が出来ていなくて
上手く説明できないだけだったかもしれませんが。

 

※どの養成所の講師もそうである
 という訳ではありません。

もちろん、世間一般に言われている基礎が
この三つとは限りませんが、
世にはびこる考え方の一つとして
良かったら覚えていってください。

 

1.発声

「声を発する」と書いて「発声」

その名の通り、声をコントロールするための基礎です。

 

声優の演技は

声が看板であり、衣装であり、身だしなみである

といっても過言ではありません。

 

最初は、力みのない状態での
キレイな声、かっこいい声、かわいい声を
目指して基礎練習をしてみてください。

まずは自分という素材を知ることが大切です。

自分の姿かたちのままでの
カッコよさや可愛さ、キレイさを
理解するということが
後に声を加工する上で大切になってきます。

その声を地声といったりします。

そして、地声の状態で、
声色をキープできることがスタートラインです

 

30分アニメでも収録は2時間ほどかかります。
その間で声が変わってきてしまうと
仕事に支障が出てしまいますよね?

なので、30分の持続的な発声能力と
2時間を耐えきる精神力を鍛えていきましょう。

 

また、発声をよくすることで
「のどを裂傷から守ること」ができます。

実はこれが何より大切です。

のどは消耗品であり商品です。

酷使して選手生命を削ってしまう前に
発声を鍛えて、のどを守りましょう。

 

2.発音

 次に、発した声を音として判別させる基礎

これが「発音」です。

 

この音を組み合わせて「言葉」を作っていきます。

そのためには「発音」を
ハッキリと使い分けなければなりません。

 

日本語では「50音」が基本となる音です。

濁音や拗音、促音、撥音などを含めると
結構多くなりますが、しっかり覚えておきましょう。

 

まずは、「母音」を発音できるようになりましょう。

母音とは「あいうえお」の「ア行」のことです。

 

母音は「声帯の開き方」によって決まります。

そして、声帯の筋肉と口の筋肉は連動しているので

 「口の開き方」を母音ごとに区別しておきましょう。

顔の体操などをして口を動かす筋肉を
鍛えておく必要もあるので日課にしましょう。

慣れてしまえば、最少の動き・力加減で
正確な母音発音ができるようになるので
クセになるよう頑張ってください。

 

あとは、子音ですね。

子音は「息の出し方」が関係してきます。

それは「口内空間の形」で制御しています。

口内空間は骨格によって制御方法が変わってきますので、
人によっては周りの人より苦労することもあります。

発音の練習をしまくって、
自分独自の発音のコツ・口内空間の形を
確立しておきましょう。

 

3.滑舌

さて、来ました。

声優の永遠のライバル「滑舌」です。

文字にすると「言葉を正確に発音すること」です。

 

滑舌を損なう理由は大きく分けて二つだと、
私は考えています。

 

ひとつは、口を動かすための「運動神経」

筋肉を動かす以上、それは運動神経に由来します。
これは学習や修練によって発達するので、
早口言葉や長文の台本を読み続けることで
改善されていきます。

ただし、筋肉を意識するのとしないのとではその効果は大幅に違ってくるので、自分の筋肉を鍛えるつもりでやりましょう。

これは、総じて発声と発音のおさらいです。
発声と発音の練習に取り組んでいれば、
クリアできる可能性は大いにあります。

ですが、その効果を大幅に下げているのが

もうひとつの理由です。

 

もうひとつは、文章に対する「思考の整理」です。

私たちの体と脳の意識を一致させること
そのパフォーマンスを向上させています。

そこに雑念や悩みなどがあると注意散漫になり
思い通りのパフォーマンスができなくなります。

それが演技にも表れているのです。

それには読解なども含まれてきて
話を広げればキリがないのですが、

さしあたって考えなければならないのは「文節」です。

セリフを文節ごとに区切って理解をしていくことで
緻密にその内容を把握することができるようになります。

あとは焦ることなく体がその意識と指令に従えば
楽に口が動いてくれると思います。

また、リズムを作ることにも関わってきますので、
セリフをより良いものにすることにもつながります。

ぜひ、お試しください。

 

基礎は永遠の課題

 以上が「スキルの基礎」の解説です。

練習法などはまたの機会をお待ちください。

 

これでとりあえず、
「基礎が足りない」の意味合いを
それなりに理解できるのではないでしょうか?

 

ただ、勘違いしてはいけないのは、

「基礎はカンペキ」なんてものは存在しない

ということです。

 

言ってしまえば、

基礎は演技の全て。

演技の全ては基礎にあります。

 

これは、体験して頂かなければ、
理解・共感は出来ないものかもしれません。

 

ぜひ、そう実感できるよう
日々の鍛錬を惜しまず続けていきましょう。

 

ではまた。

 

RinDa