棒読みとは何か

どうも、RinDaです。

 

今回は「棒読み」について考えていきます。

 

結論から言うと
棒読みとはつまり、
「棒にも箸にも掛からない読み方」
のことを言います。

 

皆さん、棒読みといわれて
どんな話し方を思い浮かべますか?

たとえば、もじであらわすと、
すべてひらがなでかいてあるような
ぶんしょうのよみかたでしょうか?

それとも 歌詞カードの ように 
スペースを 開けた感じの
読み方 でしょうか?

 

声優のレッスン場では
「それじゃ棒読みだよね?」なんて
講師の方から批評を受けたりしますが
上記のようなものではありません。

むしろ、上記のような「棒読み」は、
前者なら「子ども」の表現が入っているし、
後者も体に力を入れて読めば、
「舞台に立って緊張している人」を表現できます。

 

「棒にも箸にも」というのは、
そんなにわかりやすいものではありません。

 

目次

 

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「抑揚=感情」ではない

レッスン場では少し「棒読み」の意味が
こんがらがっていてややこしい表現ですがが、
講師の方は割と好んでこの表現を使う印象です。

「棒読み」とは、
「文書を抑揚や区切りをつけずに読むこと」
広辞苑 第六版)

 

一般的には先に例として挙げたような言い方が
「棒読み」とされているが、役者の世界では、
この「棒読み」は表現として成り立っていることになる。

 

「棒読みで演技をしてください」と言われれば、
抑揚をつけずに区切りを無くして読めばいいのです。

では、
「棒にも箸にも掛からない」という
のはどういう読み方なのか?

 

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棒にも箸にも掛からない演技の特徴

「棒にも箸にも掛からない演技」
の特徴は以下の通りです。

・声だけを意識した「っぽい話し方」
・役者のテンポで抑揚つけられている話し方
・距離感が意識されてない話し方
・作品のジャンルとマッチングしない話し方

 

総括すると、
役者に都合だけでプラン立てされた
台本の内容を表現していない演技のこと

 

自分のできることを駆使することも大切だけど、
役を請けおっている以上
作品を表現することが第一です。

 

そのためには、

・台本を理解する読解力をつけること
・感情を表現するスキルをつけること

が大切です。

 

感情についてはこちらの記事で解説しています。

あなたの演技は「棒読み」になっていませんか?

 

RinDa