棒読みとは何か
どうも、RinDaです。
今回は「棒読み」について考えていきます。
結論から言うと
棒読みとはつまり、
「棒にも箸にも掛からない読み方」
のことを言います。
皆さん、棒読みといわれて
どんな話し方を思い浮かべますか?
たとえば、もじであらわすと、
すべてひらがなでかいてあるような
ぶんしょうのよみかたでしょうか?
それとも 歌詞カードの ように
スペースを 開けた感じの
読み方 でしょうか?
声優のレッスン場では
「それじゃ棒読みだよね?」なんて
講師の方から批評を受けたりしますが
上記のようなものではありません。
むしろ、上記のような「棒読み」は、
前者なら「子ども」の表現が入っているし、
後者も体に力を入れて読めば、
「舞台に立って緊張している人」を表現できます。
「棒にも箸にも」というのは、
そんなにわかりやすいものではありません。
目次
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「抑揚=感情」ではない
レッスン場では少し「棒読み」の意味が
こんがらがっていてややこしい表現ですがが、
講師の方は割と好んでこの表現を使う印象です。
「棒読み」とは、
「文書を抑揚や区切りをつけずに読むこと」
(広辞苑 第六版)
一般的には先に例として挙げたような言い方が
「棒読み」とされているが、役者の世界では、
この「棒読み」は表現として成り立っていることになる。
「棒読みで演技をしてください」と言われれば、
抑揚をつけずに区切りを無くして読めばいいのです。
では、
「棒にも箸にも掛からない」という
のはどういう読み方なのか?
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
棒にも箸にも掛からない演技の特徴
「棒にも箸にも掛からない演技」
の特徴は以下の通りです。
・声だけを意識した「っぽい話し方」
・役者のテンポで抑揚つけられている話し方
・距離感が意識されてない話し方
・作品のジャンルとマッチングしない話し方
総括すると、
役者に都合だけでプラン立てされた
台本の内容を表現していない演技のこと。
自分のできることを駆使することも大切だけど、
役を請けおっている以上
作品を表現することが第一です。
そのためには、
・台本を理解する読解力をつけること
・感情を表現するスキルをつけること
が大切です。
感情についてはこちらの記事で解説しています。
あなたの演技は「棒読み」になっていませんか?
RinDa