論理と感覚

どうも、RinDaです。

 

今回は「論理と感覚」がテーマです。

 

 

今日このようなツイートをしたところ色々反響がありましたので、少し解説をしていこうと思います。

 

 

目次

 

 

質問の意図

そもそも、「論理」「感覚」とは何のことか?

 

それは思考方法の話です。

 

「論理的思考」は、知識やデータに基づいて行動し、誰が見ても理由と行動の因果関係が成立している思考法のこと。

 

対して、
「感覚的思考」は、自身の経験則に基づいて行動し、本人の感覚によってしか説明のできない思考法のことです。

 

この二つの思考方法は、人間に標準装備されているもので、ほとんどの人間はこの二つを様々な場面で使い分けて生活しています。

 

なので、ここでの「あなたは論理?感覚?」というのは、「どちらを持っているか?」ではなく、「どちらが得意か?」という意味です。

 

それを踏まえて、それぞれについて解説をしていきましょう。

 

論理的思考

物事の因果関係をとらえ、誰にでもわかりやすい合理的な考え方。

 

いわゆる「カリスマ性」を高める考え方であると私は考えています。

歴史的名君主は、その論理的な思考力で政治戦略に考え、合理的な道を人民に示したり、相手に理解させることに秀でているので多くの人が従えてきました。

藤原道長、織田信長、徳川家康、土方歳三などはその類の人間でしょう。

また、論理的思考の重要性を語る上でニュートンの存在は外せないと思っています。

彼はこの世の物理法則が全て数字で説明・計算できると説き、物理学の発展に大きく貢献し、その結果科学が大幅に進歩させました。またこの発見が、武力や兵力の概念を揺るがす「科学兵器」を作り出します。

この論理的思考の最たる特徴は「結果から考えることができる」ことです。

 

その結果を引き起こすためには、どんな要因が必要なのか?どんな情報が必要で、どんな人材が必要で、どんな道具やノウハウは必要なのか?

 

それを行動を起こす前に考えつくことができるということに価値があります。

 

ただ合理的な分、自身の感情や他人の感情を無視してしまいがちという欠点もあります。また、突発的なとトラブルが発生した際には使い物にならないことが多々あります。

 

声優のスキルとしては「役作り」で猛威を振るいます

話や役の感情の流れさえ把握できれば、それに必要なものを用意することができます。

 

といったところが論理的思考の特徴です。

 

感覚的思考

物事を直感的にとらえ、他人には理解されがたい不条理な考え方。

 

こちらは「センス」を高める考え方であると私は考えています。

歴史的英雄たちは、常人には理解不可能な発想で戦場を戦い抜いたといわれており、そういった人物は少なくありません。

源義経、楠木正成、武田信玄、真田幸村などでしょうか。世界史まで目を広げれば、カルタゴの英雄・スキピヨやフランスの革命家・ナポレオンなども入ってくるでしょうか。

前線で戦い様々な武功を上げている人物は学校で習う歴史には名を残しにくいですが、伝説として扱われたりすることもありますね。

感覚的思考の最大の利点はとにかく「反射能力・適応能力の高さ」です。

自分の中にある過去の似たような経験を即座に引っ張り出し、その感覚を用いて思考を働かせます。

なので「知識を得る」より、稽古を重ね「経験を得る」ことにより自信を成長させていきます。

論理的思考の「結果から考える」と対なる表現をすると「辻褄を合わせる」という感じでしょうか。

 

欠点としては、全てが体調に左右されてしまうことや、複雑な物事に対処するのが苦手といったことが挙げられるでしょう。

 

声優としてのスキルでいうなら、台本を見ただけで情景を浮かべることができ、それだけでもある程度の演技ができるといったところでしょう。

 

まとめ

  • 「論理」「感覚」はだれもが持ち合わせている。
  • 大事なのは「得意」を知ること
  • 「論理」は誰が見ても正しい考え方
  • 「感覚」は本人にしか理解できない考え方 

 まずは、人間の機能として「論理的思考」と「感覚的思考」が存在していることを自覚してください。

その上で、自分が生活している中でいつ、それらを使い分けているのかを考えたり、感じたりしてください。

出来れば、その結果どちらの方がいい成果が出たかがわかるといいですね。

 

具体的に思考を検査していくのは次回の記事で紹介します。

検査をしてもそれが確実とは限りません。

決めつけてしまう前に、自分である程度の自覚を持っておきましょう。

 

自分の思考タイプがわかれば、物事を考えることの効率が上がります。

声優になること以外にも役に立つはずなので、ここで自己理解を深めてみて下さい。

 

ではまた。

 

RinDa