滑舌をよくする三つの考え方
どうも、RinDaです。
今回のテーマは「滑舌をよくすること」です。
滑舌をよくする方法として、早口言葉などの文章を読むと考える人が多いと思います。
しかし、これは目的です。
早口言葉を読めるようになるために
練習をするのです。
闇雲にやっているだけでは上達するまでに時間がかかります。
下手をすれば、いつまで経っても上達しません。
そう、無駄な努力です。
「無駄な努力」にしないために必要なのが「報われる努力する覚悟」です。
滑舌に割いた練習時間が報われる覚悟をするとともに必要な考え方を学びましょう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
滑舌のよさとは運動神経のよさ
発声、発音には全て筋肉が関わってきます。
声帯や横隔膜も筋肉です。
筋肉の動きを司るのは、脳であり、その伝達器官である
運動神経であると言えます。
一般スポーツと同じようにトレーニングを積めば上達します。
なので、
滑舌をよくするために早口言葉を読みまくる!
という発想になるのも納得のいく話です。
しかし、皆さん基礎錬など速攻で終わらせて
早くセリフ読んで演技したいですよね?
より上達を早めるために「滑舌をよくするために考えること」を3つご紹介します。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
①くちびるの形の把握
発音する時、自分のくちびるがどのような形になっているか説明できますか?
くちびるを動かす筋肉は声帯と連動していて母音を発するために大変重要になっています。
日本語に母音を使わない文章は決して存在しません。
母音は音声収録の生命線なのです。
②口内空間の確保
日本語は母音と合わせて子音を出すことで文字の判別をしています。
子音は、息の使い方がポイントになってきます。
なので、その息が正しく使えるだけの空間が口の中に必要になります。
口内空間がないと、息の使い方の区別が困難です。
具体的な方法は、下あごをなるべく下げること。
よく「口をタテにあけなさい」と言われるのは、このためです。
③文章の整理
「滑舌は運動神経である」
最大の理由がここなんですが
人間は認知していないことに干渉することはできません。
つまり、知らないことはそもそもできないんですね
杜若と翌檜が祠の周りに犇めいている
はい、この文章を読んでください。
「カキツバタ と アスナロ が ホコラ のまわりにヒシめいている 」
読めた人は天才の方か漢検一級の方です。
でも、これの読みがわかっていたとしてもフリガナがないまま読むと結構読みづらいんです。
これは声優・ナレーターにはよくある経験です。
なので、フリガナをふったり花の写真や言葉の意味を調べたりすることで読むのがとても楽になります。
写真や意味を調べることは、感情をこめる上でとても重要になってきますので早くからクセにしておいてください。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
まとめ
以上、滑舌をよくする三つの考え方でした。
①くちびるの形の把握
②口内空間の確保
③文章の整理
考えをもって行う練習とそうでない練習では結果に差が出ます。
その差の積み重ね方で上達のスピードが変化していきます。
努力を無駄にしないため明確な考えをもって練習を行ってみて下さい。
RinDa