ビックファイブを用いた自己理解

どうも、RinDaです。

 

今回は「自己理解」の話です。
ビックファイブテストの結果を用いた自己理解についてお話ししようと思います。

 

ビックファイブについては、先日書いた記事をご覧ください。

【声優を目指す人必見】役作りに役立つ「アレ」をご紹介します。 - RinDaネット声優養成所

 

先に断っておきますが、今回お話しする内容が自己理解の全てではありません

 

単なる一例であり、アプローチの一つと思ってください。

 


★この記事で分かること

 ・自分の因子の読み解き方
 ・自己理解の深め方

 

 

それでは「ビックファイブを用いた自己理解」

 

少しの間、お付き合いください。

目次

 

 

 

 

パターンの提示

上記の記事を投稿したところ、多くのフォロワーの方にビックファイブテストを実施して頂きました。

 

一応、科学的に正確性が証明されているテストなので、それなりに正しいと思われます。

 

では、そのビックファイブを内容を理解していきましょう。

 

ここで例として一つ、パターンAを提示しておきます。

 

◎パターンA
 外向性   ・・・5
 協調性   ・・・4
 誠実性   ・・・5
 神経症的傾向・・・8
 開放性   ・・・4

(以下、神経症的傾向を「神経向」とする)         

 

神経向のみ突出して高く、それ以外が中央値(4.5)に近しい数値ですね。

 

しかし、これだけ見ただけでは繊細なガラスのハートを持っていること以外、どのような性格か判然としませんよね?

 

今からこれを理解する助けになる二つの方法をお伝えします。

 

事実と関連付ける

自分の因子を過去や現在の事実的要因に関連付けて、具体的な像を作り出していきましょう。

 

例えば、パターンAで言うなら

 

外向性5・・・内向的だが人が多く集まる環境に身を置いていた。

協調性4・・・目立ちたがり屋でリーダーシップがある。

誠実性5・・・真面目で几帳面だが落ち着きがない。

神経向8・・・親が厳しくよく「ダメな子」と叱られた

開放性5・・・好奇心は強いが失敗が怖い

 

という感じでしょうか。

 

一応、ビックファイブすべてにバラバラの要因を設定したつもりです。
違う要因が考えられるなら、なるべくバラバラにしましょう。

 

最初からこんな風に要因をできるとは限りませんが、とりあえず思いつくもので埋めてください。

確かに事実は変わることはありませんが、見方が変わることで理解は深まっていきます。

もし、しっくりこなくても、まだ理解が深まっていないだけなので、これを機にしっかりこれまでの人生を振り返って要因を見つけていきましょう。

 

順位付け

ビックファイブの中で自分というキャラクターに根深い順に要因を順位付けして、因子同士・要因同士を関連付けていきます。

このとき、連想ゲームのように「下位の要因は上位にある」と考えられるとベストです。はじめは出来なくても大丈夫ですが、自己理解が進めばちゃんと連鎖反応の存在がわかるはずです。


例えばパターンAの場合

①神経向 → 「自分はダメな子」であるから失敗ばかりする

②開放性 → 失敗が怖いから、できそうなこと以外やらない

③外向性 → ダメな子解消のため承認欲求が強い

④協調性 → 承認欲求が強いため、周りのことは考えないことも多い

⑤誠実性 → 常に評価が気になるので、失敗しそうなことは投げ捨てる。

 

という感じです。ちゃんと連鎖的に要因が下っていると思います。

 

連鎖的に関連付けられなくても、どの要素が大きいかだけでも最初はOKです。

 

とりあえず、形を完成させて、しっくりこなかったら最初からやり直す。

そっちの方が効率がいいと思います。

 

これができれば、ビックファイブの因子たちが「自分のもの」という印象が強まっているんじゃないでしょうか?

 

まとめ

  • ビックファイブの因子と事実的要因の関連付け
  • できれば、要因はそれぞれ違ったものを設定する
  • 要因が根深いもの順に順位付けをする
  • 連想ゲームのように順位の上下で関連を考える。

 

いかがでしたでしょうか?

 

たびたび注意喚起しましたが、この関連付けには訓練が必要です。

出来ないからといって落ち込むことはありません。

出来ない方が当たり前です。

 

自分の人生をこんな風に考える方が異常です。

 

ですが、役者という仕事の性質上、考えた方がいいと思われることではあるでしょう。

 

そして、最後にもう一度申し上げますが、これは自己理解の方法の一部です。そして完璧ではありません。

 

というか完璧などありません。(「完璧」には対数曲線的に近付いていくだけです。)

 

なので、決めつけず、新しい可能性を探っていくことも忘れずに。

 

RinDa