「演技が上手くなる」ということについて

どうも、RinDaです。

 

今回は「演技が上手くなる」ということについて記事を書いていきます。

 

今朝、Twitterに気まぐれでアンケートを行いました。

内容は以下の通りです。

「あなたにとって演技が上手くなるとはどういうことですか?」

①役幅が広がること

②個性的な表現をすること

③役とリンクすること

④その他(リプ下さい)

 

まさか100件をも超える回答が頂けるとは考えておらず、自分でも驚いています。

まず、結論から言わせて頂ければ、項目のどれもが正解です。

ここにはないものを含む全ての入り口が「上手い」につながっています。

 

今回の問題は「切り口」です。

 

自分自身がどの観点から上手くなっていけばいいのか?

皆さんは気になりませんか?

 

そこで、この記事では

 について解説していきます。

 

自分の選んだ項目について今一度考えるきっかけになれば幸いです。

 

アンケート結果

実施したアンケートの結果はコチラです。

 

半数以上の方が③を選んでいますね。

それ以外は12%前後というような結果でした。

 

先ほども書きましたが、どれもが正解です。

ただ③を気にされている方が多かったというだけの話なので、焦ったり悩んだりする必要はありません。

 項目の解説

①役幅を広がること

役幅を広げるということは、単に「色んな声色が出せる」という訳ではありません。

声色に固執しがちな人ほど役幅が狭かったり、演技が浅かったりします。

そう思っていた方は意識を改めましょう。

 

「役幅の広さ」を上手さと考えているということは、できる役が増えるたび、役を作るたびに上手くなるということになります。

 役を上手く作り上げるために一番必要なものは「知識」です。

 

おじさんはこうしゃべる。

短気な人はこう考える。

学校の先生ならこれが気になる。

独身ならこう受け取る。

 

などなど、そのキャラクターが持つ要素と特徴をある程度一致させておく必要があります。

もちろん、要素がひとつとは限らないので、シーンやセリフから、「どの要素が顔を出すシーンなのか」というセオリーみたいなものも把握しておかなくてはなりません。

何かキャラクターを演じるたびに、その材料となる要素、その組み合わせ方、取り扱ったセオリーを記憶・記録しておくことで、自由自在に役を演じられる幅が増えていくことでしょう。

 

この項目を選んだアナタは「知識」を貯め込み、キャラクターを「財産」にしていける方かもしれません。

 

②個性的な表現をすること

演技は「役になりきること」が重要だと思いますが、それと同じくらい大切なのが「役者が自分自身で感じ、考えること」です。

それは「役者の好き勝手に演じていい」という訳ではありません

そこは誤解しないように気を付けてください。

 

「個性的な表現」を上手さと考えるということは、「自分のこだわりを存分に発揮できる方法を身に付けること」が上手さになります。

 

その方法を身に付ける上で一番大切なのは、「想像力」です。

 

一口に「想像力」といっても色々ありますが、今回は特に「キャラクターの細かい動きや感情を推し量る想像力」です。

イメージのない芝居はどうしても不自然になります。

自分のアイディアがキャラクターの設定や状況に適しているかを判断するためには、キャラがその声に合わせて動いている姿を想像する必要があります。

「説得力」という分厚い壁を突き破るには、妥当な想像力を身に付ける必要があります。

失敗するかもしれませんが、芝居を提案するチャレンジ精神はとても貴重なものですし、上手くいけばそのお芝居が伝説になるかも。

 

この項目を選んだアナタは、独特な「想像力」でキャラクターを「名刺代わり」できる人になるかもしれません。

 

③役とリンクすること

いわゆる「憑依型」とか言われる上手さのことですね。

迫真の演技はもちろん魅力的ですが、主観的すぎるため客観性を無視する傾向があるので、演技が商品であることを忘れないようにしましょう。

 

「役とリンクすること」を上手さと考えるということは、セリフをより抵抗なく口にできるようになることで上手くなっていくということ。

 

セリフの抵抗感をなくす上で一番大事なのは、「理解力」です。

 

理解力、または「共感性」としてもいいでしょう。

そのキャラクターが心に抱いている信念や、頭に抱えている悩み、体にまとっている感覚に理解・共感することが、憑依型の第一歩だと思います。

そんな憑依型の仇敵は「先入観」です。

まず「物語は台本通りに進むという先入観」
そして「キャラクターが自分の想像通りに動くという先入観」

常に「目に映るものだけが真実じゃない」を念頭に置いて、いくつかパターンを考えられるようにできることが理想です。

この項目を選んだアナタは、とび切り深い「理解力」のある芝居で、キャラクターと「親友」になれるかもしれません。 

 

まとめ

結論はやはり「どれも正解である」ということです。

「知識」も「想像力」も「理解力」も演技には欠かせない能力なので当然ですよね。

 

これは非常に主観的な意見なので「性に合わない」と思われた方はスルーで結構なのですが、是非どれか1つを選んで練習をしていってください。

そっちの方が壁にぶち当たりやすいです。

そして、壁にぶち当たった時、解決策となるのが他の2つのどちらかです。

そうやって3つの項目をぐるぐる回っていくことで、スピードとクオリティを両立した成長になると思います。

 

壁の無い道などありません。

なのであれば、早いうちにぶち当たって、ぶっ壊していきましょう。

 

ではまた。

RinDa