滑舌のために定義を作る
どうも、RinDaです。
今回のテーマは「滑舌」です。
皆さんは、他人と「日常的に会話」する時に意識していることはありますか?
たぶんあって一、二項目でしょう。
交渉のテーブルにつけば、いろいろ意識することが多いかもしれません。
ですが、なじみのある友達と会話をするときに「滑舌良くしよう」と考える人は少ないと思います。
ですが、文章を口にするとき人間は会話している時ほど上手くは話せなくなります。
おそらく、「会話する」という行動は遺伝子や本能にすり込まれた感覚なのでしょう。
いわゆる「無意識」ですね。
私たち役者は、この無意識を紐解き自在に操る必要があるのです。
この記事を読んでいただければ、そのきっかけをつかめるかもしれません。
ぜひ、お試しください。
目次
口の動きを理解する
以前の滑舌の記事で「口内空間」はかなり解説をしましたが、今回は
もう一段上に行きたいと思います。
まず、母音は口の形で子音は息の使い方で決まります。
口の筋肉は声帯とつながっていて母音を正しく発生するためには口を正しい形に空けることが必須です。
これを訓練すれば、声帯だけ動かせるようになるので口の形は意識しなくてもよくなってきたりします。
また、舌を動かしたり、口を閉じたりすることで、口内での息の通り方、当たり方を変えることになり、子音を使い分けられるようになります。
母音と子音の成り立ちを理解したところで、それぞれの組み合わせを覚えていきましょう
定義づけをする
母音、清音、濁音、半濁音など。
日本語で表記されている文字はたくさんありますよね。
それを全て自分の口内空間と紐づけて決めておくということです。
たとえば
「か」という音は「k」+「あ」なので、いびきのようにのどの奥を揺らす音と口を縦横に大きく開けた音を順に出してすばやくつなげた音
というような感じで、子音の出し方、母音の出し方をそれぞれ自分なりに考えてみて下さい。
人間の骨格はそれぞれ違いがありますので、私の音の出し方がご覧になっている方に通ずるものなのかは不明です。
なので、自分の感覚で音と口内空間を定義していきましょう。
目的は基準作り
なぜ、定義を作るか?
それは自分の中で「滑舌良く言えた」の基準を作るためです。
この定義を作ることで「なぜ言えたのか」「なぜ言えなかったのか」が自分の中で整理できるかと思います。
これがあるのとないのとでは、滑舌の上達スピードが全然違うと思います。
まとめ
- 口内空間と音を結びつける
- 母音は口の開き方で決まる
- 子音は息の使い方で決まる
- 骨格の特徴により形は変わる
- それを「滑舌良く言えた」の基準にする
みなさん、ぜひ試してみて下さい。
RinDa