リスクについて考える
どうも、RinDaです。
今回は「リスクについて考える」をテーマにしていきましょう。
声優とは一般に「リスクの高い職業」と言われています。
それは収入がやった仕事の分だけしかもらえない「歩合制」であることや、不祥事や粗相によって業界を「干される」なんてことがあるからです。
第一に、なりたい人間が皆なれる職業ではないので、勉強のために投資したお金や時間が無駄になりやすいことが大きいと思います。
というわけで、声優は「自身の行動のリスク」についてちゃんと理解した上で行動を起こさないと取り返しのつかない状態に陥る可能性が高いです。
この記事では
について解説をしていきます。
リスクを選択し、よりよい成果を出せるようにしていきましょう
リスクとは?
「リスク」は「リターン」の反対の言葉で、日本語では「損害」や「危険性」と訳されます。
「リスクマネジメント」とは「損害を管理すること」で、「リスクヘッジ」とは「危機を回避すること」です。
また、「ハイリスク・ハイリターン」というのは「成功すれば高い利益を得るが、失敗した際には大きな損失になる」という考え方です。
リスクやリターンには、「目には見えない流れ」のようなものがあります。
それを直感的に感じ取って行動する「勝負師」のような人間もいるにはいますが、ここではあくまで論理的に 「リスク」について解説していこうと思います。
リスクの性質
まずは、リスクという概念の性質を確認していきましょう。
- どこにでも存在する
- リターンとリスクは表裏一体
- 状況次第で変化する
どこにでも存在している
「リスクがない」という状態は厳密には存在しません。
リスクは「可能性」に関わるものであり、可能性が0%でない限りリスクがあるということになります。
今日、交通事故に遭うリスクは存在していないとは言い切れないし、タンスに小指をぶつけないとも限らない。
逆に今日宝くじを買っておけば1億円が当たったかもしれない、なんてことも言えてしまうのです。
人間は常にリスクを抱えており、見える形で現れるまでは認識ができません。
だから、「常に気にしなければならない」とも言えるが、「いちいち気にしていられない」とも言えてしまう困った概念です。
リターンとリスクは表裏一体
基本的にリターンがあれば、リスクは存在しています。
宝くじを買いに行って一億円当てたいけど、外へ出ると交通事故に遭遇する可能性が生まれます。
交通事故に遭わないために家から出ないことを決めても、家にはタンスに小指をぶつける危険性があります。
家の中でジッとしていては一億円の宝くじを当てることは出来ません。
(以下ループ)
リターンがあれば必ずリスクが生まれ、リスクがあれば必ずリターンがあります。
なので「利益しかないウマい話」というもの存在せず、落とし穴がある可能性があります。
基本的には150円でジュースを買うように、対価があって結果が得られるようになっています。
支払った分だけの見返りを得ることでこの世の中は動いているのです。
状況によって変化する
同じリスクでも、人や場所が違えばリスクの大きさが変わっていきます。
お金持ちなら「宝くじを当てる」ことにさほど重要性がなく、交通事故に遭うリスクの方が痛いので、家から出る必要性が低くなります。
また、車通りの少ない地域に住んでいるのであれば、交通事故の発生率は下がるので、家を出るリスクが下がります。
一般に雨が降れば道路のコンディションや視界が悪くて交通事故の発生率は上がります。また、一日中ずっと自動車を運転していると疲労感から眠気が高まり事故の確率が上がります。
というように、天気や気分ですらもリスクに変化を与える要因になります。
リスクを回避する
以上のように、リスクはどこにでも潜んでおり、状況の変化とともにその大きさを変えます。その代わり、リスクがあれば必ずリターンがあります。
リスクが発生してしまうの避けられない事実ですが、リスクを避ける努力は可能です。
リスクを回避する方法は大きく二つです。
ひとつは「リスクを払いリスクを潰す方法」
自動車の運転なら、運転前に体調管理や自動車のメンテナンス、運転ルートのリサーチをすることで交通事故の発生リスクを下げることができます。
もちろんこの行動にも「準備に時間がかかる」というリスクを払っていますが、死亡する確率が下がるなら、リターンの方が大きいと考えられますよね。
もう一つは「リスクを無視する覚悟をする方法」
声優志望の方が事務所に所属させてもらうためには、一般的に養成所に大金を支払い二年間レッスンを受けなければなりません。
ここに生まれるリスクは「もし所属できなかった時に大金と二年という時間が無駄になる」というリスクです。
それはあくまで「もし」の話であり、所属できれば何も問題はありません。
だから「絶対に所属するために養成所に通う」と覚悟をすれば、このリスクは消えてなくなり、リターンしかなくなります。
通常行うリスクの回避方法は前者の「リスクを払いリスクを潰す方法」です。
しかし、「リスクをどれだけ払ったとしても潰せないリスク」が存在することもあります。
その場合は、そもそも「行動を起こさない」か後者の「リスクを無視する覚悟を持つ方法」を取るという感じになります。
もちろん、後者の方法を取ってから「無理」と感じたなら、取り返しのつかない段階で即時撤退することも考えて良いと思います。
前者は「慎重」、後者は「勇敢」と呼ぶことができますが、度が過ぎると「臆病」と「無謀」という形になりますので、しっかりと欲しいリターンと回避したいリスクを明確にしておくことも重要です。
まとめ
- リスクの性質
→→→リスクはどこにでも潜んでいる
リターンがあればリスクがある
リスクは状況によって変化する- リスクを回避する方法
→→→リスクを払いリスクを潰す
リスクを無視する覚悟を持つ
何がリスクで何がリターンなのかは、人それぞれ条件が違います。
他人の意見を参考にすることは自分のためになりますが、参考以上の何物でもありません。
ちゃんと自己分析をして、自分の武器や弱点をしっかり把握した上で、リスクを管理していきましょう。
リスクマネジメントは、人間関係の中でこそ真価を発揮します。
誰と仲良くする、誰の指示に従う、誰と一緒に仕事をするなどもそうですが、人間関係に使えるということは、演技を考えることにも使えるということです。
どうせ覚えるなら、演技の糧にもしていきましょう。
ではまた。
RinDa