ビックファイブを用いた役作り
どうも、RinDaです。
今回は「役作り」について書いていこうと思います。
今回の記事は下の記事の続きとなりますので、宜しければご一読ください。
自己理解が進んだ上で、いよいよ役作りです。
前にも書きましたが、独学で勉強していると「役作り」が一番謎です。
何が正しいのか、何が悪いのか、どんな練習をすればいいのか?
自分では判断できませんでした。
なので、せめて役作りの練習法だけでもと思いこの記事にしました。
役作りの正誤に関しては知り合いに演技を聴いてもらって確かめてください。
なんならTwtterで私に聞いて頂いても大丈夫です。
RinDa@声優ネット養成所 (@RinDa_0884) | Twitter
★この記事で分かること
- 役作りの一つの型
- わかりやすい基準作り
- 自己理解が演技に必要な理由
では「ビックファイブを用いた役作り」スタートです!
目次
基準は自分
だいぶ前になりますが、声優の鳥海浩輔さんが自身のYouTubeチャンネルで役作りに付いて授業をされていましたね。
今現在二本も同じような動画が投稿されているのですが、かならず一番最初にこうおっしゃっています。
「まず最初に絶対あるのが”鳥さん”ですね」
(「鳥さん」とは動画内での鳥海さんご自身の愛称)
冗談のようになんとなくサラッとおっしゃっていますし、その後の要素の積み重ね方が面白く聞こえてしまいますが、ここが一番大切だと私は考えます。
よくすごくうまい演技を「役になりきってる」とか「憑依している」とか言いますが、なりきるのも憑依させるのも自身の存在が不可欠です。
「なりきるから」といって「自分とは全く別の存在になる」と解釈してはいけません。
確かに役と役者は別の存在ですが、役を演じる以上はどう頑張っても「役を演じている役者」という域を超えることは出来ないと自覚してください。
まるで別人になったように演じている諸先輩方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。本当に別人になっている方がいれば、それこそ神業です。もしくは多重人格者です。
我々人間にには、神は「変身能力」を与えたもうておりません。
ましてや、神にはなれない。
我々は役者になろうとしているのであり、神になろうとしているのではありません
これはご理解いただきたいです。
自分を操作する
では、どのように役を演じていくか。
それは「自分の性格を操作する」のです。
もちろん、これは「演じる」の一つの考え方でしかありません。
試してみて肌に合わないなと思えば違うやり方を考えた方がいいかもしれません。
そのためには「何をどのくらい変化させるか」を知る必要があります。
そこで登場するのがビックファイブです。
ビックファイブで導き出した五因子。
これを使って自分と役の溝を埋めていきましょう。
役に近づく
まずは、台本と設定を読みましょう。
役の容姿や立場、劇中での動きや喋り方、
なるべく鮮明にイメージしてください。
ではそのイメージと自分の五因子を比較していきましょう。
#RinDaの台本0507 男性台本で例えるなら……
#RinDaの台本0507 投稿報告用リプライ
— RinDa@声優ネット研究所 (@RinDa_0884) 2020年5月7日
注意事項内にある、リプライとはここの事です。
音声の投稿が完了しましたら、台本の載っているツイートではなく、このリプライを「いいね」してください。
- 謎のゲーム大会に出るくらいなので開放性は低くはない
- 敵に説得を持ちかけるくらいなので外向性は高そう
- ゲーマーって誠実性高そう?
- チーム作ってるので協調性はまあまあ
- 神経向はわかんない(笑)
とまあ、私ならこんな感じですね。
イメージだけでも三つくらいは確定させることができるような気がします。
例え一つしかなくても、「ない」よりはマシだと思います。
あとは自分と比較して要素を足していくだけです。
私なら、外向性が役と比較して足らないので、もうちょっと堂々と人前でしゃべることを気を付けるって感じでしょうか?
私とこの役は割と近しい性格だなって理解が生まれればめっけもんです。
まあ、近いから楽とか言うわけではないんですけどね。
むしろ近い方が、違いが微妙過ぎて表現しづらかったりもするので、そこは練習して感覚を養ってお行きましょう
まとめ
- 最初の基準は「自分」で考える
- 自分の因子を操作することで役に近づく
- そのためには自分のことをしておくことが必須
いかがでしたでしょうか?
正直なに言ってるかわかんないって人もいると思います。
人にも役者にもいろいろタイプがありますから。
(だから、こうやって分類してるんですけどね☆)
合わない方でも、「自分を変化させる」という考え方は重要なはずです。
自分の意志を潰して演技をすると鬱になりやすいので気を付けてください。
ではまた
RinDa