声優に必要な覚悟
どうも、RinDaです。
今回は「声優に必要な覚悟」というテーマで行きます。
この記事では、声優志望者の皆さんが、現場に出て活躍している先輩声優の方々に追いつくために持っておいた方がいい覚悟について解説していきます。
覚悟が決まると人生を効率よく歩むことができます。
余計な感情に流されたり、後ろ向きな思考に囚われたりせず、自分の決めた方向へと進むことで、自分なりの最短距離を進むことになるからです。
声優という職業は、現場経験を積んだ方が圧倒的に成長効率がいいです。
ですが、声優人口が飽和している現状を考えると、現場に出られるチャンスはとても少ない。
そのチャンスの前にはすでに長蛇の列ができています。
順番を待っている間に、現場に出ることのできた人間との差は広がるばかりです。
そんなことではいつまで経っても声優になんてなれません。
最短距離を進むことは、もはやマストです。
長蛇の列を追い抜かし、いち早く現場に出て、そこでも多くを学び、声優として食べていけるようになるためには、どうすればいいか?
現場に出ている声優と同じ覚悟を持って日々を過ごせばいい。
では、その覚悟とは何か、解説していきましょう。
目次
覚悟とは
まずは少しだけ、「覚悟」の意味のおさらい。
✅覚悟とはッ!!
— RinDa@声優ネット研究所 (@RinDa_0884) 2020年7月22日
覚悟とは「悟りを覚える」と書く。
悟りは「自分のすべきこと」
覚えるは「理解する」
つまり「声優になる覚悟をする」ということは
「声優になるために自分のすべきことを理解する」ということ
王道でも邪道でもない
「真道」を行け😌
「自分のすべきことを理解する」というのは、とても難しいことです。
なぜなら、それを導き出すためには、多くの人生経験とそれに向き合って行われた試行錯誤が必要だからです。
それをもっとインスタントにできる方法がある。
それは「先人に学ぶこと」だ。
歴史を学んだり、偉人伝や成功者の伝記などの文献から「覚悟」を学ぶことができる。
あとは自分の人生に落とし込めるようにカスタマイズするだけだ。
それで、先人の覚悟を自分の覚悟にすることができる。
もちろん、上手くやらねば効果は薄い。
そうならないためには、分かった気にならず、何度も何度も軌道修正しなければならない。
だが、こればっかりは走ってみなければわからない。
なので、とりあえず走りだしてみることをおススメします。
3つの覚悟
今回は私が重要だなと思っている覚悟を3つご紹介したいと思います。
- 全てを演技の糧にする覚悟
- 一回に賭ける覚悟
- 幸せになる覚悟
これらの覚悟は、抽象的な覚悟であり、ぱっと見では簡単そうに見えるものもあるかもしれませんが、実際に効果が出るほど実行しようとすると、生き方を変える必要があるものばかりです。
1.全てを演技の糧とする覚悟
✅全てを糧にする覚悟
— RinDa@声優ネット研究所 (@RinDa_0884) 2020年7月23日
声優を志す方に持っていてもらいたい覚悟がこれだ。
日頃のちょっとした幸運から、親類の死まで
どんな些細なことでも不謹慎なことでも、それを演技の糧にする覚悟を持とう。
でなければ、現場に出ている人間には到底追いつけない😌
先日、Twitterでもご紹介しましたが、自分の日常で起きることすべては演技の使えるものであると認識すること。
それが「全てを演技の糧とする」ということだ。
これを覚悟すると「日常と演技の境界線が無くなる」という結果になります。
「練習は本番のように、本番は練習のように」というフレーズを耳にしたことがある人もいると思うが、これの役者版だ。
役者は、架空の日常が本番だ。
ならば、我々の生活は常に演技で本番だと考えるのが妥当だろう。
具体的な行動を挙げると、「言葉は全てセリフとして扱う」や「あらゆる変化や違和感に気づこうとする」、「ハッキリとした目的意識や意見を持つ」などといった感じになる。
なかでも「言葉を全てセリフとして扱う」のはオススメだ。
演技なんてものは、ただの印象操作のテクニックです。
実際に生きている人間にだって通用するはず。
もっといえば、自分自身を使ってを他人をダマせないようでは、役の姿名前を借りて聞き手を信じさせられるわけがない。
演技の勉強をして気づいたことや、レッスンで学んだことを本番で…いや、本物で試すと思って、毎日使っている言葉をセリフとして発してみよう。
2.一回に賭ける覚悟
✅やればできる子などいない
— RinDa@声優ネット研究所 (@RinDa_0884) 2020年7月22日
「やる」と決めた時、そこには「できる」か「できない」は存在しない。
プロの世界では「今のは〜を意識していなかっただけ」「調子が悪かっただけ」なんて通用しない。
「もう一回だけ」が稀にしか存在しない世界で、自分の都合だけでその言葉を使ってはならない😌
プロの世界では全てが一回勝負だ。
声優志望の方には、収録なのだからリテイクは何度でもできると思っている方が多いように感じるが、それは違う。
皆さんは
失敗しても構わないと考えている建築士に自分の家の設計・施工を任せるだろうか?
失敗しても構わないと考えているパイロットに自分が搭乗する飛行機の運転を任せたいと思うだろうか?
起用するなら、失敗しないプロに頼みたいと思うのが人間だ。
なにせ、失敗しないプロは仕事のクオリティが高いし、時間がかからない。
だから、仕事が集まり有名になる。価値が生まれる。
しかし、未熟であるが故の声優志望者である。
はじめっからミスをしないのであれば苦労はしない。
だから、皆さんがやるべきことは、一回のテイクの全力を注ぎ、どんなミスも批判も受け入れること。
「今回は たまたまだ」
「本気が出ればやれる」
「アナタは批判するには未熟だ」言い訳はしようとすれば、いくらでもできてしまう。
だが、その先に待っているのは行き止まりしかない。
逃げ回っても意味がないのでやめましょう。
逆に言えば、成功さえすれば、それは手放しで喜べるということです。
失敗を「たまたま」にしてしまったツケは、成功すら「たまたま」にしてしまうことです。
成功を素直に手に入れるためには、一回で決める覚悟を持つべきです。
3.幸せになる覚悟
これは声優に限った話ではない。
人生全体に言えることだ。
皆さんは動機はどうあれ「声優になったら幸せになれる」から声優を目指しているはずです。
ですが、残念なことに声優になっても幸せになれないことがあります。
役者は道具や設備を必要としない分、精神を削って仕事をしています。
そのため、普通に仕事をしていても精神を病んでしまう方が多い。
中には自ら命を絶つ人や、障害を患う方もいます。また、同様の理由で気性の荒い方が多いのもこの業界の特徴で、そういった同業者の悪行に巻き込まれてしまうこともあります。
そのような状況に陥らないために必要なのが「幸せになる覚悟」です。
声優になって売れ続けるためには、あなたが身を削らなければない時が訪れたりします。
その時に、「それは本当に自分にとって幸せなのか」と問いかけることができると出来ないとでは、行動の結果に大きな差が出ます。
なにより「幸せじゃない」と感じたらすぐに辞めていいということでもあります。
自分で自分を追い込まないように、いつでも自分を許せる覚悟を持っておきましょう。
まとめ
- 覚悟を決めて最短距離を行こう
- 覚悟は先人から学べる
- 自分なりにカスタマイズできる
- 声優が持つべき覚悟は3つ
- ①日常と演技の境界線を無くす
- ②失敗を受け入れ、成功を手にする
- ③いつでも自分を許せるようにする
以上が、私がオススメする覚悟の持ち方です。
先述の通り、理解ができたら自分なりにカスタマイズしても構いません。
ただし、分かった気にならず、確認することを怠らないように気を付けてください。
この覚悟を正しく持つことができれば、演技の上達スピードが格段に速くなると思います。
演技の練習は寝る時間以外ということになるし、欠点を自覚し補うスピードもあがる。
さらには、自分が心の底から嫌なことはしないと決断ができるというのは、「演技以外のことは基本的にしなくていい!」と考えてもいいということです。
これだけの条件が揃って成長しないってことはないと思います。
覚悟は決めたもん勝ちです。
早く覚悟を決めて、早く一流の声優になりましょう。
RinDa