81オーディションについて
どうも、RinDaです。
今回は珍しくPR記事っぽいものを書いていこうと思います。
テーマは「81オーディション」についてです。
81オーディションとは、業界内では有名な大手事務所「81プロデュース」が主催する全国オーディションのこと。
第14回81オーディション 公式ホームページ
毎年いくつかの賞が用意され、入賞者は81プロデュース直属の養成所「81ACTER’S STADIO」への特待入学が認められます。
このオーディションは声優志望者でどこの養成所にも通う予定がないのであれば、参加しておいて損はありません。
何しろ81プロデュースに所属できる可能性が生まれること自体が大きなメリットとなるからです。
そのメリットについて詳しく解説していくのと
応募の際に気を付けることや課題原稿についての感想も書いていくので、どうぞお見逃しなく。
目次
81プロデュースの魅力
81プロデュースとは、1981年創業の声優事務所。
有名な声優さんを挙げると、
男性(順不同)
・中尾隆聖さん
・千葉繫さん
・関俊彦さん
・羽多野渉さん
・江口拓也さん
・西山宏太朗さん
・斉藤壮馬さん など
もう「有名な声優」といって何人か選んでしまうのもおこがましいくらいには、有名な方々が所属されている大手声優事務所です。
これだけでも「所属したい!」と思えるような事務所なんですが、他にも私個人から見たメリットがあるのでいくつがご紹介します。
①大型事務所である
まず、大型事務所であること自体が大きなメリットです。
業界内に顔が広いので色んなジャンルの仕事が舞い込んできますし、現場に行くと同じ事務所の先輩がいる可能性も高いですし、信用もあるので小さなミスくらいなら問題なく解決してくれます。
大きい事務所は競争率こそ高いですが、その分運営側はやり手な方が多いはずです。
その恩恵を受けることができるのは、大きなメリットです。
②養成所の評判がいい
今回のオーディションの入賞特典ともなっている「81ACTER’S STUDIO」ですが、低迷している養成所が多い中で、かなりまともであるという話を耳にすることが多いような気がします。
実際、作品に出演されている新人の方の中で81所属の方が多いという印象もあります。
講師陣やマネージャーの新人教育が上手いのは確かだと思われます。
③キャスティング権
キャスティング権とは、作品のオーディションが行われないキャストを決める時に、キャスティングをすることができる権利のこと。
こういったキャスティング権を持っている事務所は、芽のある新人を何人かキャスティングに突っ込むことが容易にできます。
もちろん、全てのキャスティングを自分の事務所で固めてしまうと制作側から信用を失ってしまうので、そんなことはしません。
ですが、出演するチャンスが容易に手に入るというのは、役者としてはとてもありがたいこと。
81プロデュースもキャスティング権を少なからず持っている事務所の一つです。
今時、声優事務所は数多く存在していますが、これほどの安定感を見せている事務所は他にないような気がします。
もし、迷っているのであれば、是非オーディションを受けることをおススメします。
応募の際の注意点
私も全国オーディションに何度か応募したことがあるので、その経験からお話しできることをいくつかご紹介していこうと思います。
WEBでの応募
最近はWEBでの応募が主流だと思います。
気を付けなければならないのは、音源と写真の「拡張子」です。
聞きなじみのない方もいると思いますが、拡張子とはネット用語の一つです。
音声や画像のデータのファイルのプロパティを開くと「rinda0806.mp3」みたいな表記があると思います。
ここの「.」以降の部分のことを「拡張子」と言います。
例では「mp3」となっていますが、他にもいろんな種類があります。
この拡張子が規定と一致していないと、主催側が再生できない可能性がありますので、必ず拡張子は合わせましょう。
今回のオーディションの場合は、音声は「.mp3」で写真は「.jpg」となっています。
それぞれ変換するにはツールやアプリを用いなければならないことが多いので、分からない方はネットで調べてみましょう。
それでもわからない方は、郵送で応募した方が確実だと思います。
郵送で応募
郵送で応募する際に気を付けなければならないのは「誤字脱字全般」ですね。
手書きなので丁寧な字を心掛けなければならないので、字に自信のない方は自分のやれる精一杯できれいな字を書きましょう。
その上で、誤字や脱字がないか注意深くチェックしましょう。
特に住所は届かずに返送される可能性もあるので気をつけて。
あとは郵送される際濡れてしまっても大丈夫なように、念のため書類一式をクリアファイルに入れておくとか、写真ののり付けが取れてもいいように、写真の裏にあらかじめ名前を書いておくとかするといいと思います。
WEBにしろ郵送にしろ、慣れない作業になると思いますので、何度も確認できるに越したことはありません。
期日に余裕をもって応募しましょう。
課題原稿について
音源を作るに際して、どんなことに気を付けたらいいか、私の見解を解説していこうと思います。
5つの課題の中で2つ程度しっかりしたものが作れれば上出来だと思います。
ですが、審査員も人間です。
第一印象が悪かったり、前半で飽きられてしまうと、後半の評価がそれに引きずられる可能性があるので、①②あたりはしっかりと作り込んでいきましょう。
特に①の名前で失望させてしまうと、取り返しがつかないですし、耳の良い方であればそこだけで判断がついてしまいかねません。
お気を付けください。
①名前・自己PR
私から言えることは「ちゃんと役作りをしましょう」ということです。
もちろん、普段の自分とはかけ離れた自分を演じてしまうとこちらにデメリットが生まれてしまうので、「絶好調な自分」をイメージして声・話し方を考えるといいと思います。
絶好調と言っても「元気よく」という訳ではありません。
「絶好調」は人それぞれ違います。
余裕がある状態や、落ち着いた状態、周りを笑顔にできる状態など、自分の絶好調について考えながら音源を録音しましょう。
内容に関しては、自分一人で考えなければさほど問題はないと思います。
自分を良く見せられる文章を考えましょう。
②セリフ1
恒例の「地声・実年齢」が指定された台本ですね。
気を付けるべきは「発声・滑舌の丁寧さ」です。
ぱっと見、感情が表に出たテンションの高いセリフなので、勢いを気にされる方が多いと思います。
しかし、そういったセリフは「発声・滑舌のボロ」が非常に出やすいです。
たとえ、上手く取れるまでやったとしても、そんな綱渡りの能力値では見抜かれてしまうでしょう。
なので、自分の発声・滑舌の良さを基準にして、それに勢いやテンションを合わせるようにしてみるといいと思います。
テンション低くてもできるセリフなので、無理をしないことが大事です。
この後のセリフを考えると、「キレイ」や「カッコイイ」というプラスに極振りした印象を与える必要はないと思います。
指定された通り、等身大の泥臭さやみじめさ、みたいなところをアピールするチャンスだと思った方が良いでしょう。やり過ぎには気を付けて。
③セリフ2
一人称選択式のセリフで、弟子入りを頼み込む?剣士志望のエルフという設定ですね。
まず、エルフについて知っておきましょう。
よく扱われる特徴としては、長寿で青年期の長いの美男美女である可能性が高いです。
なので、セリフに引っ張られて汚すぎる音にならないよう気をつけましょう。
その上で、気を付けなければならないのは「読んでる感」です。
セリフ上、同じ言葉が何度か登場します。
セリフを読んでしまう方だと、この言葉たちを全く同じ音や声で読んでしまう可能性が高いです。
役が持っている言葉のイメージを追求し、相手の反応を予想してそれに反応するよう心がけて、自然に言葉の読み方が変化するように工夫をしましょう。
よかったらこちらを参考にしてください。
それ以外の点で言えば「ギャグに寄せるか、シリアスに寄せるか」というところでしょう。
ここは個性の見せどころなので、あなたが思い描く魅力的な弟子像を演技に反映できればいいと思います。
④セリフ3
登場人物はおそらく欧米系の外国人だと思います。
アニメ想定か吹き替え想定かで少し演じ方が変わりますが、吹き替えの方がハードルが高いので、アニメを想定するのが無難だと思います。
気を付けるべきは「年齢感」です。
前二つのセリフはどちらも20代半ばを超える役作りに向かないので、「老け声」の方はここが見せ場となるのでは。
大人らしい落ち着きや余裕を持った演技ができると映える芝居だと思います。
幼い声の方は苦労するかもしれませんが、「大人ぶった感じの悪い子」の線で作れると少し楽に演技ができるのではないでしょうか。
あと、距離感がものをいうセリフでもあるので、力任せな言い方や誇張しすぎた言い方をしてしまわないように気をつけましょう。
大事なのは「愛情」を表せられるかです。
⑤ナレーション
まずは「クリスタルグラス」の写真を見ておくこと。
それを見て誰かに紹介したい気持ちになってから練習を始めてください。
これが意外と大切です。
次にイントネーションのチェック。
特に企業名を間違えるのは声優として首が飛ぶので、気を付けて。
あとは関東圏以外にお住まいの方は間違ったイントネーションの可能性の方が高いと思ってチェックを行ってください。
関東圏の方も油断はしないで下さいね。
あとは、「滑舌苦手なところ」と「強調すべき語句」をチェックしておきましょう。
改善法はコチラをご参考にしてください。
まとめ
以上が81オーディションの解説になります。
正直、声優志望者におススメしたい事務所のなかでもトップクラスに位置している声優事務所です。
ただその分、競争率もレベルの高いので、気合を入れて取り組みましょう。
落ちたとしても、自分の実力を試すいい機会になります。
皆さんの活躍を心から期待しています。
頑張ってください。
RinDa